愛知万博（１９９８年４月〜６月）

• 追加のこと（６月２６日）
  　先の関連事業の公聴会の追加の件。７月１８日（瀬戸市文化センター）、７月１９日（瀬戸市民会館）と決まった。

• 万国博覧会（６月２５日）
  　「万国」って言うくらいだから、多くの外国人が訪れるのでしょうね。−−＞愛知県議会での質疑によると、愛知万博への海外からの観光客は２５０万人目標とのことです。ちなみに、万博の総来場者数は、２５００万人と予想しているようです。
  　絶対値で「２５０万人」と聞くとすごく多いようにも思えますが、全体に占める割合が「１０分の１」となると大したことない、と思ったりします。万国の名に恥じないものにして欲しい、としか今は言えません。

• 可哀想な子供達（６月２４日）
  　子供達には大変可哀想なニュースです。瀬戸市が開催１周年記念として計画していたイベントでの最大の呼び物、映画「もののけ姫」が上映中止になってしまいました。表向きは、ビデオ販売会社からのクレームで「営業妨害」を恐れてのことらしいが、噂では制作者（宮崎監督あるいはスタジオジブリ）からのクレームもあったと聞きます。（あくまでも噂です。）環境を破壊するかも知れない愛知万博の宣伝に使われては、作品の価値が下がってしまますからね。結局、他の宮崎作品への差し替えも出来ず、ディズニー作品になるそうです。

• 書く気も起きない（６月２１日）
  　６月１８日から中日新聞で「『末広選挙』の人々」と題された特集が連載されている。末広参議院議員のインタビューも出ている。相も変わらぬ主張で、説得力有りませんね。何かおもしろいネタはないかと読み返してみても、虚しくなるばかりで、書く気も起きない。

• 素直になれたら（６月１６日）
  　通産省が、愛知万博の体制整備に向けた機構改革を行うようである。官房に担当審議官を置き、産業政策局に企画官を配するらしい。愛知万博の企画を担当するのが「産業政策」局とは、従来の万博のイメージが拭い切れていないようですね。引き替えに、環境立地局の中の１つの「課」が廃止され、さらに、「環境」への配慮のない万博が実現されようとしています？。
  （いつもながら、取るに足らないような報道記事をこの様に拡大解釈してしまう自分自身がちょっとイヤになってしまう。−−素直になれたらいいなぁ）
  　知事の談話。東部丘陵線（ＨＳＳＴ）について「調査費はつくと思う。アクセスだけでなく万博の展示物にもなる。なんとかなる。騒音も排気ガスもなく環境にやさしい乗り物。万博の目玉の一つになる。」名古屋瀬戸道路と比較したら賛成です。でも、同じルートに２つのアクセスを新設する必要はないです。知事さん、名古屋瀬戸道路の代替案のつもりでＨＳＳＴを考えていらっしゃいますか？

• 法廷の場へ？（６月１４日）
  　久しぶりの話題ですが、末広まきこ参議院議員について。「やめさせる会」は元支持者らへの「信義違反」のため精神的苦痛を受けたとして、損害賠償請求を起こすことを決めたとのこと。この「精神的苦痛」が、果たして法廷闘争のネタとして認められるかどうかイマイチ疑問ではあります。俺だって、少しは心を痛めてます。

• どうやって人運ぶの？（６月１３日）
  　２５００万人の来場を予想しているが、「どうやって人運ぶの？」なんて疑問が湧いてきますが、博覧会協会も疑問に感じたのか観客輸送のプロジェクトチームが発足し会合を開いたらしい。１０００万人を鉄道で、１５００万人を道路で輸送するという当初計画から見直すことになったらしいですね。環境面を考慮すると道路（自動車）の利用は極力減らすべきでしょうね。

• 追加（６月１３日）
  　関連事業の公聴会が、追加開催されることが決まったようです。事前に申請した１２２人全員に意見の発表の機会が与えられることになった。場所や日時は今のところ未定。

• １年になりますが．．．（６月１２日）
  　海上の森での開催がＢＩＥ総会で決まってから１年になります。県や博覧会協会を中心に、着々と計画策定が行われていることと思いますが、未だ万博のイメージがはっきりしませんね。知事は「わかりやすいテーマを」などと言っている位ですから、テーマそのものも流動的なのでしょう。こんな事でいいのかな、と思ってしまう。しかも、情報量が非常に少ないのも相変わらずです。
  　新聞を見ていて始めて知ったのですが、博覧会協会の各プロジェクトの会合は、完全非公開で行われているらしいです。「情報の公開」「住民参加」などと言ってますけど、どう良心的に解釈しても、逆のことをやっているとしか思えない。新聞には「協会が球を投げなければ、住民とのキャッチボールは始まらない。」とあった。

• 混乱（６月８日）
  　６月７日関連事業の公聴会が開催された。大混乱だったようです。なぜ意見の発表を５０人に制限するのか、５０人の選定理由が不明確、一人１０分の根拠、７２人の意見をなぜ切り捨てるのか、など。結局２５人予定のうち１９人の発表でタイムアップ。
  　意見の内訳は、反対・批判が１４人、賛成・支持が５人。なお、７２人については県側が持ち帰って検討する事となった。６月１４日に時間切れ分も含めて２回目の公聴会が実施される。

• 疑わしいなぁ（６月６日）
  　ＢＩＥ総会がパリで開催されたそうである。開催中のリスボン博を始め準備中の万博の状況が報告された。愛知万博では、「環境アセスメントを進める一方、インターネットのホームページを開設し『内外の多くの方からアイディア，意見をいただき、貴重なものとなっている。』とし、各国の協力を要請した。」そうである。
  　ＮＡＺは「どうも疑わしいなぁ」と、思ってしまいますが．．．

• 「頑張って」としか言えませんが（６月２日）
  　日本自然保護協会、日本野鳥の会、愛知万博の環境アセスメントに意見する会が環境アセスメントに対する意見書を６月１日提出した。何れも「万博反対」を全面に押し出している団体です。「来年６月施行の環境影響評価法を骨抜きにする内容」などと県や博覧会協会のアセス実施計画に否定的。
  　自然環境問題の専門家でないＮＡＺは、（良い万博とするために）「頑張って」としか言えませんが．．．

• コスト意識（６月１日）
  　リスボン博視察の、愛知県知事に、リスボン博公社のカンポス総裁がアドバイス。「運営主体（博覧会協会？）に関して、民間企業並みのコスト意識が必要」。
  　民間企業並みのコスト意識を持つとすると、愛知万博なんて開催できないような気がします。なぜって、以前、名古屋市の役人ですら「万博のメリットが見えない」なんて発言があったくらいですから。

• 一般人の発言の阻害要因（５月２８日）
  　県は、関連事業（「新住事業」，「名古屋瀬戸道路」）の都市計画公聴会を６月７日，１４日に開く。公聴会は、本来　地元住民の意見を聞くために開かれる。今回、反対派団体を中心に１２２人からの発言申し込みがありました。そのため、発言者を５０人に絞り、１人１０分の発言時間とし、県側との質疑は行わない事となった。
  　反対派団体は、「全員が意見を述べることが出来るようにすべきで、時間も短いし、質疑を出来るようにしなければ意味がない。」と言っている。
  　県側は、「通常１日で終える公聴会を、２日にした。出来る限り多くの方が発言できるよう配慮した。」と言っている。１０分が５０人で、５００分。２日に分けるとしても、１日２５０分、つまり、１回４時間以上になります。あくまでも淡々と２５人が意見を述べた場合ですから、実際は６時間くらいは必要でしょう。長すぎます。
  　どっちの意見もごもっとも。ここは「引き分け」として、もっとゆっくりと意見交換をしたらいかがでしょうか？昨日インターネットについて書いたけど、出来れば、今回の意見をインターネットで公開し、さらに、県側のコメントを付けていただきたいものです。おそらく、一般人は全く発言の余地が無いようですもの。
  　こんな事は言いたくないけれど、一般人の発言を阻害する要因の一つとして、この様な反対派団体の強引なやり方も含まれるようにも思われてしまう。ＮＡＺの様な平民は、誰が読んでいるかは解らないが、こうしてホームページでひとりごと言うしかないのかな？
  　なお、今日の新聞に、万博専門部会（中日新聞主催；５月２２日開催）の第２回会合の詳報がでていましたが、特に目新しい内容はありませんでした。

• インターネットフォーラム（５月２７日）
  　９月から「環境共生フォーラム」を、オープンするそうです。「パネリスト」を選定し、インターネット上でディスカッションを行い、議事録をインターネットで公開し、市民からの質問、提言も受け付けると言うことらしいです。
  　（詳しいことはよく解らない。イメージできない）

• 水平回廊（５月２７日）
  　会場構想で、（自然を破壊するメーン会場）Ａゾーンの東西南北の（自然を出来る限り残す）Bゾーン，Ｃゾーンに象徴的な「森」を設定するとの事。東：「再生の森」、西：「希少種の森」、南：ミレニアム（千年）の森」、北：「照葉樹の森」とする。さらに、この４つの森とＡゾーンの間に「水平回廊」を設ける。
  　（イメージが湧いてこない。）

• 自分たちの万博（５月２７日）
  　県知事がパリのＢＩＥ訪問。ＢＩＥ事務局長は「万博に反対する人たちがいることも聞いていが、彼らも含め市民全体に『自分たちの万博』であることを理解してもらう必要がある。今後７年間に市民の考え方は必ず変わる。市民がどのように考え、何を望んでいるのかをつかみ、柔軟に対応して反映させていくべき。」
  　（大賛成！）

• 林の中に何かが見える（５月２３日）
  　博覧会協会の黒田事務総長の発言。「よりよい万博とするため、ＢＩＥ総会で示した会場構想やテーマを含めて見直してもいいのではないか。白紙というわけではないが、出来るだけ地形を残すという発想で、パビリオンも最小限度にする。『林の中に何かが見える』と言った視点でテーマの再認識が必要。」（中日新聞、５月２３日朝刊）
  　悪いことではないので、頑張って下さい、とエールを送っておきましょう。いつものＮＡＺなら「こういう発言が出ると言うことは、ほとんど地形を残さず、パビリオンを林立させ、『パビリオンの間に僅かに林が見える』万博構想だったのか。」と書いてしまうところですが（「書いてるじゃないか！」）、今回の発言は歓迎します。

• 開幕（５月２２日）
  　リスボン万博が、開幕らしい。県知事殿もご訪問とか。万博の内容が全然伝わってこないですね。

• 狭き門（５月１４日）
  　博覧会協会が、万博に対する若者の関心を高めようと「ＥＸＰＯ２００５ゆめ作文」　を募集。対象は、２００５年に成人になる（昭和６０年４月２日〜昭和６１年４月１日生まれ）愛知，岐阜，三重の若者だそうです。７年後に２０歳だから現在１２，１３歳くらい（中学１年生？）でしょうね。
  　関心を高める対象の若者として、ここまで狭き門にしてしまう理由が理解できない。もっと広く関心を持ってもらうべきだと思います。

• 受け止めた後は？（５月１０日）
  　まきこちゃんが、騒動以来はじめて名古屋入りして、テレビに生出演したらしい。内容的には、大したことを語っていないらしい。これまでの主張（言い訳）をこり返しただけ。番組中の電話アンケートでは、９０％以上が「不支持」となったようです。「謙虚に受け止める」と言ったそうだが、どうやって受け止めるのだろうか？
  　報道によれば、出演について「自分の発言が編集されない完全な生出演，他の報道機関とは一切接触しない」との条件を付けたようだ。で、出演後即座に地下駐車場から逃げるように名古屋駅へ向かったそうな。なんだか、ここまで世の中を信じられなくなってしまうとは、可哀想ですね。

• コンセプト（５月９日）
  　博覧会協会に「コンセプトプロジェクトチーム」が設置されるそうだ。ハード面だけでなくソフト面の構想を具体化するチームです。事務総長によれば、「会場構想などハードだけを先行させず、『出し物』も並行して考えていく。」としている。必要な事ですから反対はしませんが、逆に、行間を勝手に読んでしまうと、「今までは、会場の計画などハード面しか検討していませんでした。」と、言ってるわけですよね。
  　どっちにしても、愛知万博って　中身が見えてこないですねぇ。具体化を急いで欲しい。ちなみに、今秋を目処に、素案をまとめるとか。

• 返事くらいよこせよ（５月３日）
  　以前このページで紹介した万博協会のＨＰで「ＥＸＰＯの耳」として、意見や提案を受け付けているが、２ヶ月半でたったの１０件しか書き込みがなかったそうだ。郵送・ＦＡＸを含めても２０件。中には商売上の売り込みや、ＨＰリンクの依頼も含まれている。
  　ＮＡＺは、リンクしましたので、とりあえずリンクの事後報告を書き込みました。これも、１０件のうちの１件としてカウントされたのかしら？それにしては、返事すらもらってないぞ！どうせ書き込みがないんだったら、暇なんだろ。返事くらいよこせよ、と言いたくなってしまう。（ちなみに日銀のＨＰからは即座に返事が来ました。）
  　博覧会協会ではこの反応の鈍さに驚きを通り越してうろたえているとか。まぁ、仕方ないでしょうね。この態度も問題でしょうが、ＨＰそのものがひどい内容です。どこかの万博関連のリンクでは「蝶は舞うが、内容は乏しい」と書かれていた。ＮＡＺも全く同感。「住民参加」と言いながら、重いし、すごく参加しづらいページでした。改善を望む。

• 「市民の愛で万博の森を」？（５月２日）
  　こんな見出しを見つけました。内容を要約します。「ＥＸＰＯ１００万本の森基金」が設立された。主旨は愛知万博が瀬戸市で開催されることで、緑をはぐくみ緑あふれる街づくり推進するとの事。広く基金を募り、瀬戸市文化センターに隣接する南公園（たまに遊びに行きます。菱野団地までつながってるんですね。）に植樹する計画。さらに、万博会場への植樹も目標とする。
  　怪しいなぁ、と思ってしまう。万博会場への植樹は決まっていないんですね。でも、この見出しを見たら万博会場への植樹と勘違いしますよね。
  　ＮＡＺは疑い深いのでしばらく様子を見ようかと思っています。（万博開催前に会場予定地へ植樹して、万博開催後まで絶対に切り倒さないと言う条件でしたら一口乗ってみようかとも思いますが。これでは、例の「立木トラスト」と同じか？）ちなみに連絡先は、２００５年日本国際博覧会推進瀬戸地区協議会（�пF０５６１−８２−４６３１）だそうです。

• 快気祝い（４月２５日）
  　末広まき子参議院議員が、７９日振りに参議院の本会議に出席したとか。おめでとうございます。今後どのような活躍をされるか、注視します。

• アセス事前説明会（４月２２日）
  　新アセス法を先取りする形で、事前説明会が実施された。新アセス法に基づいた事前説明会の実施は、全国でも初の事らしいです。内容については、参加してませんので、解りません。内容はともかく、形式として新アセス法に乗っ取って進めようとしている姿勢は評価できるでしょう。たった１回・２時間（豊田市を含めると２回・４時間）だけではありますが。

• 深読みでしょうか？（４月２１日）
  　万博協会の方針。環境に配慮して、会場の工事に河川の水を使用しない。また、開催期間中の運営（トイレなど）に地下水を利用しないとのこと。これは、アセス検討委員会の報告で、河川水の利用は流量，水温，動植物への影響要因となり、地下水の利用は地下水位，地盤沈下の影響要因とされたことに配慮したものだそうです。
  　で、よくよく記事を見てみると、それを盾に「環境アセスの実施計画書」の、影響要因の評価項目から除外されているとのこと。要するに、徹底した環境アセスを実施したくない、と言うことでしょう。「アセスのがれ」の一つの手法に思えてしまいます。ちょっと深読みのしすぎでしょうか？

• シャツの中（４月１１日）
  　「東部丘陵線」。地下鉄藤ヶ丘と万博会場を結ぶＨＳＳＴ（常電導磁気浮上式リニアモーターカー）の推進の為、協議会が出来たそうです。以前、国の予算化を拒否されそのまま立ち消えになっていたかと思っていたのですが、「どっこい生きてた　シャツの中《ど根性ガエル》」って感じですね。
  　もし、このルートを本気で推進するのでしたら、「名古屋瀬戸道路」はいらなくなるのでは？だって、ほとんど同じアクセスのルートになりますから。どちらかが無駄のように思えます。万博会場止まりと言う計画では、将来の採算性などを考えると、無理がありそうですが（名鉄　尾張瀬戸駅と結んだ方が．．．）。

• 合わせ技（４月３日）
  　県の「名古屋瀬戸道路」と「新住事業」の環境影響評価（アセスメント）結果を公表。環境への影響は認めつつ、「主要な生息地が残される」「生息環境の創出に努める」として環境保全目標は達成できるそうです。
  　確かに　個別で見ればさほど大きな影響はないかの知れませんが、万博本体も含めて総合的に、いってみれば柔道の「合わせ技」の様に評価したら、どうなるのでしょうか？連携アセスの実施の方針と聞いてますので、最終の結果を待たなければならないだろう。

• ミスマッチ（４月１日）
  　駐日米国大使の発言。「米国として２００５年の愛知万博にスペースシャトルを出品させることが出来るかどうかを検討する。」未来的で夢があっていいんでしょうか？大阪万博の時の発想から何も変わっていないと文句を言いたくなってしまいますが．．．。　「海上の森」と「スペースシャトル」。このミスマッチがまた洒落てますね。
  　おそらく、出品されるとしても、中古で使いものにならないシャトルでしょうけど。個人的には、ＮＡＳＡのホームページの愛好者ですから、興味はありますが。

• 特集記事から（４月１日）
  　県民投票条例案の否決を受けてか、３月２３日から２７日まで中日新聞に「２００５ＥＸＰＯ愛知　あと７年」と題した特集が組まれていました。年度のはじめに、自分自身の頭を冷やす意味も兼ねて　まとめてみましょう。
  • 「『環境博？開発が先だよ』　リスボンから」（３月２３日）
    　５月にポルトガルのリスボンで「海洋、未来への遺産」をテーマとして博覧会が開催される。史上最大の万博で、大型パビリオンを並べる「２０世紀型」万博の集大成。万博誘致の目的ははっきりしている。「社会資本整備」つまり、「開発」。日本は参加国中最大の展示スペースだそうだ。ただし、愛知万博の広報活動はほとんどしないらしい。
    　（リスボン博にどんなに力を入れても「２１世紀型」の愛知万博のお手本にはなりそうにありません。日本人って、お手本があれば上手に出来るのですが、新しい発想で望むべき愛知万博については、不得手ですよね。日本の独創性が試されているようにも思われる。）
  • 「試される『自然の叡智』　市民参加の道」（３月２４日）
    　「バンザイ、バンザイだけの人はいらない。政治的な思惑でなく、利得を求めない人たちの間で活動が巻き起こってくれれば．．．」（万博協会の企画調整会議メンバー）。議会などからも県民参加の具体化を求める声が強いが、「行政が音頭をとった官製の市民参加では、なんの意味もない。」県の「叡智」が問われている。
    　（結局、県内の有権者全員が参加資格のある「県民投票」を否定してしまったのですから、県民が参加することを本気で考えているのでしょうか？我々のような小市民がどうしたら、意見を言えるのでしょうか？）
  • 「先駆的役割果たせるか　環境アセス」（３月２５日）
    　形骸化が言われて久しい環境アセス。最近でも名古屋市が全国有数の野鳥飛来地・藤前干潟に計画するゴミ処分場問題で「環境に影響がある」と認めながらも計画を容認。「はじめに事業ありき」の”アワス（合わす）メント”と批判を浴びている。愛知万博のアセスでは、通産省の検討委員会の最終報告書が公開。関連事業との連携アセス、住民参加・情報公開の重視、アセス結果によっては代替地・複数案も。
    　（環境面では最近色々と言われており、かなり議論もされているようです。けど、今回の特集でもそうですが、財政面についてあまり議論がされていないですね。かなり不安を感じるのですが．．．）
  • 「計画づくり、具体像まだ　瀬戸市は今」（３月２６日）
    　瀬戸市のプラン。万博を起爆剤にした市の街づくり、万博会場へのアクセス、中心市街地の整備、万博会場内で計画されている世界陶芸村の実現など。商工関係者は、「とにかく、経済効果を期待」。
    　一方、市民は「”自然の叡智”とか”共生”なんて、あまりに抽象的でどんな万博になるのか分からない」「まずは万博がどんなものになるのかをはっきり示す事が大切。今は愛知万博が見えてない」。
    　（私も市民です。同感。見えないです。どんなものになるの？）
  • 「県民投票流れ　曲がり角　反対運動」（３月２７日）
    　１２万８千余の署名について「誠に残念の一言」。県にとってもこの数字はショック。「官・財界主導。情報が閉ざされている。」といった批判も、あながち外れてはいない。自然を愛する素朴な疑問から出発した、万博への疑問。その運動が、環境重視を前面に押し出す力になり、一定の重し役を果たした。反対運動も大きな節目にさしかかった。
    　（みなさん、ＮＡＺの事を「反対派」と思っているでしょう？。違います！「半分賛成／半分反対」でしょうか？はっきりしないのです。「経済効果」や「アクセスの改善」には期待してしまいます。特に、経済効果は、知り合いの窯業関係の工場などが廃業した例も知ってます。瀬戸の経済基盤は、今　どん底だと思います。それと、個人的には名古屋へ通勤してますが、交通の便が不便です。改善を期待してしまう。しかし、環境や財政面では不安です。）